GMOインターネット株式会社では、エンジニアとして採用された内定者に向けて、Progateをプレゼントしている。「内定者研修」ではなく、「プレゼント」である理由を含めて、Progate導入に至った背景を同社の安藤氏に聞いた。
安藤雄飛氏:GMOインターネットには2002年にアルバイトとして入社。2008年、正社員としてドメインやクラウドサービス開発等に従事し、現在はシステム本部 UXデザイン開発部長。幼少期より関数電卓やMSXなどでプログラミングに慣れ親しむ。
「スピリットベンチャー宣言」を企業理念として掲げている日本最大の総合インターネットグループで、インターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を手掛けている。
(参照URL:https://www.gmo.jp/)
内定者研修として導入している企業も多いという話を聞いて、試験的に導入することにしました。内定者には、学生のうちに思い残すことがないように伝えています。旅行に行ったり、友達と思い出を作ったり、好きなことをしたり、今の時間を大切に自分磨きをしてほしい。
でも毎年、内定者から質問をもらうのが、何の勉強をやったらいいかということ。みんな、すぐ活躍できるように「この部署はJavaを使うから、Javaを勉強しなさい」とか言ってもらって、学習する機会が欲しいのかなとずっと感じていました。
それで学習ツールをプレゼントすることにしたんです。好きなように勉強して構わないよと。研修というより、プレゼントです。
国内外でプログラミング学習を提供しているサービスはほとんど見てみましたが、Progateの場合はステップが細かくて丁寧なんですよね。オンライン学習なので講師はいませんが、躓くポイントがないくらい丁寧で、学習者をフォローする必要がないのでデメリットには感じませんでした。
エンジニア以外の方にプログラミングの最初の一歩を踏み出してもらうためにも、Progateはすごく有用だと思います。
弊社は将来的にはエンジニア以外の部門のDX教育もしっかり行っていきたいと思っています。
今回のようなエンジニア初学者のスキルアップももちろんですけど、エンジニアじゃない方がITスキルを身に付けられたり、理解できるように伸ばしていきたいなとも思っています。
内定者に渡した後は、自由にやってもらっています。
何をやったらいいかわからない子もいると思うので、Progateを渡すときにGitとSQLは勧めました。あとはJavaでもRubyでもいいので、オブジェクト指向の言語をどれか一つをやっておくといいよと伝えています。
Progateはやっているとアクティビティが残るので、ゆるいコミュニケーションツールにもなっています。この子は最近学習を頑張っているなとか、HTMLをやっているんだなとか。
数年前だと会社で内定式をやって懇親会をやって、折々で内定者同士のコミュニケーションが発生したり、先輩との交流ができたんですよね。
それが新型コロナウイルス感染拡大の影響でオンラインでの交流が主流になって、コミュニケーションをとる機会が減ってしまいました。
僕たちは対面のコミュニケーションを大事にしている会社だったので、どうやったらもう少しコミュニケーションを取れるのかなって考えていたのですが、Progateは一つのコミュニケーションツールになり得るのかなと。
Progateの場合は、誰が何を学習しているかを見ることができたり、ランキングも見られますよね。それで内定者同士も切磋琢磨してくれるといいなと思っています。
何事もそうだけど、一番いいのは習慣化すること。
習慣にさえなってしまえば、無理なく続けていけるじゃないですか。いかに習慣化してもらえるかは常に考えています。
大きな目標を立てることも大事なんですけど、それよりは小さな目標。今やればすぐできるような目標を積み重ねていくことで、結果的に大きな目標に到達できるようになると伝えています。
歯磨きやお風呂は面倒臭くてもやるじゃないですか。そのレベルになれば、面倒臭くてもとりあえずやる。そうなってしまえば早いです。
僕たちの職種は言語など、何かを覚えても一生使えるわけじゃありません。ITの進化の流れはすごく速いので。何かを覚える時も、知識そのものよりも「覚え方」を教えてあげたほうがずっと使える武器になると思っています。
Progateの場合だと、そのあたりは明確ですよね。ステップも小さいし、とりあえず1個やろうと思える。それが数字として現れて、伸びてきていることがわかる。学び始めた人はモチベーションを保ちやすいと思います。
内定者はこれからの弊社を作っていく“人財”になるので、プログラミングをやりたいという欲求を満たしてあげたいと思っていました。もちろんそれだけじゃなくて、僕たちのサービスを使ってくれているお客様にどう還元していくか考える必要はあります。
入社する方にはプロダクトへの理解を深めた状態で開発に参加してほしいと思っています。
今まではそのために、基礎的なスキルとサービスに関する知識の両方を先輩パートナー(社員)が教えていました。
これからは基礎的なプログラミングの勉強やスキルの習得はどんどんProgateのようなツールを活用して、先輩パートナー(社員)の負担も減らして効率的に切り分けていきたいと思います。
僕たちのサービスについて考える時間を増やしてあげることができそうなので、よかったです。プロダクトに関する研修に時間を使えるのは、Progateのようなツールを使うことのメリットだと思います。
今後の開発やサービスの広がりを楽しみにしています。
ITエンジニアじゃない人たちにITと親しくなってもらうにはどうしたらいいのか、それは課題だと思っています。身のまわりの課題を解決できるようなものとかがあってもいいかもしれませんね。
ほとんどの人が、実はプログラミングに興味があると思うんです。でも多くの人がやれないのは最初のハードルが高いから。開発環境を作るのが難しかったりするんですよね。
Progateの場合はすぐに始められる。最初のハードルが低いので、プログラムの世界に飛び込む一歩が踏み出しやすいですよね。それがいちばんの強みだと思うので、そこをますます強化されるようなプロダクトがあると面白いなと思います。
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