データ分析をみんなができる文化の醸成を。手法だけでなく、設計や評価も学んでいきたい

データ分析をみんなができる文化の醸成を。手法だけでなく、設計や評価も学んでいきたい
OVERVIEW

株式会社中日新聞社様

日刊新聞、週刊新聞、書籍の発行、Webメディア運営、各種イベント事業、中日文化センターの運営などを手がけている。

(参照URL:https://www.chunichi.co.jp/

目的    
GOAL
  • データ分析の文化を社内に醸成させること
  • 効果的なデータ分析を行い、Webコンテンツや新規事業の開発に役立てること
課題    
ISSUE
  • SQLやPythonを使える人員が少なく、顧客データをあまり活用できていなかった
  • ほとんどのメンバーが独学のため各々のやり方でデータ分析を行っており、チームとしてデータ活用を推進できていなかった
結果    
RESULT
  • SQLやPythonを使って、顧客データの分析が行えるようになった
  • 新しいデータを取得したり、よりわかりやすい形でデータを可視化したりできるようになった
株式会社中日新聞社様
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日刊新聞、週刊新聞、書籍の発行、Webメディア運営、各種イベント事業、中日文化センターの運営などを手がけている。

(参照URL:https://www.chunichi.co.jp/

異動者や新社員にWebの基礎知識を身につけてもらうためにProgateを導入

Q. はじめに、お二人が所属するそれぞれの部署について教えてください。

岩崎:私は経営企画室新規事業部という部署に所属しています。我々の部署のミッションは主に3つです。1つ目は「部局横断的な新規事業の開発、実行及び推進」、2つ目は「新規事業開発に関する社内関係部署の連絡及び調整」、3つ目は「新規事業提案制度の企画運営及び新規事業投資手法の研究」。

その中で私は、1つ目の「部局横断的な新規事業の開発、実行及び推進」に注力しており、昨年新規事業を開発するための事業構想大学院大学に入学し、これまで学校が担ってきた部活動の指導や運営を、地域団体や民間事業社に委ねる「地域移行」のサポートについて、事業化することを検討しております。

川原:私は電子メディア局ウェブ運営部という部署に所属しており、ニュースサイト「中日新聞Web」、新聞購読者向け会員制サービス「中日新聞プラス」、中日新聞のアプリ「中日新聞電子版」の運営を主に担当しています。

読者の満足度を上げることをミッションに日々新しい企画を練ったり、コンテンツを制作したりしています。

Q. ​​電子メディア局では、2022年にProgateを導入いただいていますが、どのような理由からだったのでしょうか?

川原:近年、弊社でもデジタル対応が進んでおり、電子メディア局に異動してくる社員が増えてきました。ただ、ほとんどの社員はそれまで紙の新聞に携わっていたため、Webに関する基礎知識が不足している状態でした。

そのような状態でOJTを行ってもなかなか身につきづらいだろうなというところから、e-Learningサービスの導入を検討し始め、見つけたのがProgateでした。自分でも触ってみて、動画教材のように受け身で学ぶのではなく、手を動かしながら学べる点に惹かれ、導入を決めました。

導入後は異動者だけではなく、新入社員にもProgateを利用してもらっています。

データ分析の型を身につけ、社内に浸透させたかった

Q. Progate Studioの「データ処理・可視化」研修については、2024年にウェブ運営部、新規事業部の2部署で実施されましたよね。ここに至った経緯を教えてください。

川原:最近、弊社で顧客情報基盤が構築されたので、それを活用していきたいというのがProgate Studioを導入した大きな理由です。電子メディア局には、SQLやPythonを独学しているメンバーが何人かいたのですが、個人的な活動にとどまってしまっていました。

チームとしてデータ分析を推進していくためにどうすればいいかを考えていたときに、ProgateからProgate Studioをご紹介していただいたんです。ハンズオンの研修で型を身につけ、データ分析推進の潤滑油になればと思い、導入することにしました。

岩崎:新規事業部でも担当者しかSQLやPythonに関する知識を持っていませんでした。私を含め、担当者以外もデータ分析をできるようになればいいと考えておりました。そのため川原からの紹介でProgate Studioのことを知り、参加させてもらうことにしました。

Q. ​​研修の事前学習としてProgateに取り組んでみて、いかがでしたか?

岩崎:私は事前学習で初めてProgateを利用したのですが、スライド形式で学ぶ内容がコンパクトにまとまっていて、非常にわかりやすかったです。わからないところがあればすぐに該当スライドに飛べるリンクもあり、初心者にも優しい設計になっているなと思いました。

川原:私は以前から利用させていただいていて、スライドの内容には信頼感がありましたし、やはり自分で手を動かしながら学習できる点は非常によかったです。スライドを読んで終わりではなく、実際に演習で自分の手を動かしてプログラムを書いてみることで、理解を深めることができました。

また参加者には各々で取り組むようにしてもらっていたのですが、学ぶべき項目が細分化されていて各トピックスを短い時間で学ぶことができたので、業務の隙間時間に取り組みやすかったのではと思います。

顧客データの分析をSQLやPythonを使って行えるように

Q.Progate Studioの研修ではどのような内容を学ばれたのですか?

川原:2ヶ月間で、週に1回講師の方からハンズオンで教えていただく研修で、前半の4回は事前学習の復習のような形で基礎的なことを一通り学習しました。内容は1回目と2回目はSQL、残りの2回はPythonです。

後半の4回は応用で、SQLおよびBigQueryとPythonを使って実務でどういうことができるようになるのか、手を動かしながら学んでいきました。

Q.応用まで学ばれてみて、難しく感じませんでしたか?

川原:基礎の部分は事前学習を行なっていたため、理解しやすかったです。ただ応用になってからは、SQLやPythonの知識が全くない初心者にとっては少し難易度が高かったように思います。

岩崎:私は初心者だったので、やはり後半は難しかったです。研修内容や講師の教え方が悪いわけではなく、単純にもっと数をこなさないといけないなと痛感しました。

事前学習のe-Learningをより徹底的に繰り返し行い、Progate Studioの研修ではもう少し応用の部分に時間を費やしてもよかったかなと反省しています。

実際に参加者が研修で制作した成果物①(サンプルデータを基に分析したレポート)

実際に参加者が研修で制作した成果物②(サンプルデータを基に分析したレポート)

Q.もう少し実践を積む必要があると感じているんですね。

川原:一方で、得られたものもたくさんあります。例えば、中日新聞電子版というアプリのアクセスログなどのデータをBigQueryにエクスポートできるようにしました。そのエクスポートしたデータを分析して、今後のアプリ運営やコンテンツ制作に役立てたいと画策しています。

岩崎:私もProgateで学んだBigQueryやPythonを、業務に活かしていこうと考えております。例えば、弊社は様々なジャンルの講座を提供している「中日文化センター」の運営を行っております。利用者が「どういった理由で受講を決めたのか」、「どういう基準で先生を選んでいるのか」といったデータを参考にして、新規事業を検討しようと思っております。

データ分析の手法だけではなく、設計や評価についても学びたい

Q.他の受講生の方々からはどのような声があがっていますか?

岩崎:弊社は2024年の4月に地域情報アプリ「Lorcle(ロークル)」をリリースしました。その担当者もProgate Studioを受講しており、かなり役立っているという話を聞いています。

これまではGoogleスプレッドシートでなんとなくやっていたデータ分析を、BigQueryやPythonが使えるようになったことで、これまで出せていなかったデータが出せたり、よりわかりやすい形で可視化したりできるようになりました。

川原:SQLやPythonを独学していたメンバーがProgate Studioを受講しており、より深い知識が得られたと言っていました。これまでSQLやPythonを使うときには、「とりあえず問題なく動けばいい」といった考えで、既にあるコードを書き換えていただけでした。

それがProgate Studioを受講してからは、どういった理由で、なぜコードを書き換える必要があるのか、しっかりと理解した上で処理ができているようです。

Q.学んだことを実務で活かせているんですね。最後に、今後の展望を教えてください。

岩崎:今回はデータ分析の手法を学べたので、次はデータ分析の設計について学びたい。顧客情報基盤は構築されたものの、ドラゴンズや文化センターなど、それぞれ取得しているデータが異なっています。

データ分析の手法だけではなく、顧客情報基盤の設計についても学んでいきたいと思っております。

川原:データ分析の設計と併せて、データの評価についても学びたいと思っています。データ分析をして終わりにするのではなく、収集したデータや手法は適切だったのかをしっかりと評価していくことで、より効果的なデータ分析ができるようになると思います。

最終的には、部署や役割に関係なくみんながデータ分析をできる文化を社内に作っていきたい。

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