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会社員、非エンジニアがプログラミングを学ぶことで得することとは?

グローバル化やIT化が進む昨今において、プログラミングスキルはビジネスシーンで求められている能力のひとつです。「今後のキャリアアップのためにプログラミングを学びたい」と考えている人も多いのではないでしょうか?
今回は、プログラミングで身につく能力やプログラミングが役立つシーンなどをご紹介します。世の中でプログラミングがどのように人と社会をつなげているのかを知り、学習の目的について考えていきましょう。
プログラミングを学ぶことで身につく能力

ここでは、プログラミングを学ぶことで身につく能力をご紹介します。
- 論理的思考力
- 創造力・想像力
- コミュニケーション能力
プログラミングは一見すると専門技能に見えますが、スキルを取得する過程では副産物としてさまざまな能力の向上を期待できます。実際にプログラミングを扱い始めると、さらに成長を実感できるでしょう。
1.論理的思考力
プログラミングを学ぶことで、論理的思考力が身につきます。プログラミングでは自分で目標を設定し、そこから逆算する形で手段や工程を考えます。問題が発生した際は仮説を立て、同じように手段を考えて試すことの繰り返しです。
その過程で物事を体系的に考える力が養われ、同時に問題解決能力も上がっていきます。複数の情報を整理整頓し、順序立てて考える力でもある論理的思考力は、あらゆる業種やシーンにおいて求められる能力だといえるでしょう。
2. 創造力・想像力
プログラミングでは、創造力と想像力が身につきます。想像力とはゼロからイチを創り出すクリエイティブな力で、想像力とは既存の情報から実現可能なことを考える力です。特にエンジニア業において、この2つの力は非常に重要な意味を持ちます。
プログラミングスキルだけではただの技能であり、実際にソフトウェアやサービスのような形にするためには、完成形を仮定する想像力が必要です。そのゴールに向かって手段を考えるためには、アイデアを生み出す力である創造力が重要になります。
3. コミュニケーション能力
プログラミングは1人で黙々と作業を進めるイメージを持っている人もいるかもしれませんが、チームでプロダクトを開発する際などはコミュニケーション能力が求められます。他のメンバーと進捗状態を共有しながら、スケジュール通りに完了できるよう協力し合う必要があるのです。
例えば、別部署から渡された仕様書を正しく理解するためにも、コミュニケーション能力に応じた質疑応答が必要です。チームメンバーの一員として他者と円滑な交流を行う能力は、成果物の仕上がりにも関わります。
プログラミングでできることを一部紹介

ここでは、プログラミングでできることの一例をご紹介します。
- Webサイトの制作
- スマートフォンアプリの開発
- ゲームの開発
- 業務の効率化・生産性アップ
- AIの開発
1. Webサイトの制作
プログラミング技術を用いることで、Webサイトの制作ができるようになります。
サービスの内容やターゲットに応じて、サイトマップやワイヤーフレームをまとめて実際にページを作っていきます。HTML・CSS・JavaScriptの3種類の言語を覚えれば基本的なWebサイトの制作は可能ですが、知識が広がるにつれて表現方法も増えていきます。
2. スマートフォンアプリの開発
私たちがスマホで親しんでいるさまざまなアプリも、プログラミング技術によって作られたものです。例えばSNSで写真を加工・投稿し、友人とコミュニケーションを取れるのもプログラミング技術があってこそです。
アプリ制作の技能や経験は、様々な業界で重宝されています。個人で作ったアプリをアプリストアに公開することも可能です。
3. ゲームの開発
ゲームの開発もプログラミング技術によるものです。例えば「上のキーを押したらキャラクターが上に移動する」や「ドアを開けたらマップが室内に切り替わる」などの基本的な操作から「戦闘画面から移動画面にシームレスに切り替わる」のような表現も、プログラミングによって制御されています。
ハードの機能向上に比例し、企業におけるゲーム開発に求められるプログラミング技術は高くなっています。しかし現在は個人が開発した自作ゲームを公開できるプラットフォームもあるため、技術があれば自由に自己表現ができます。
4. 業務の効率化・生産性アップ
プログラミングを連想しにくいような業務でもプログラミング技術を活用することで、業務の効率化や生産性アップが見込まれます。身近な例えでいえば「ボタンひとつで全てのデータ入力を完了させる」「ネットで単語検索していた情報収集を自動で収集できるようにする」など、手作業で行われているような業務もプログラミングを用いることで効率化させることが可能です。
5. AIの開発
これまでの例とは変わって大きな話になってしまいますが、AIの開発や活用にもプログラミングが用いられています。身近なところでは、お掃除ロボットの段差や家具の検出機能、クレジットカードの不正利用の検知、スマートフォンの顔認証なども、プログラミングによって管理されたAIが取り入れられています。
AI技術は加速度的な発展を遂げており、AIに大量のレントゲン画像の学習を行わせることで病気の早期発見の対処に活用されるなど、様々な分野で新しい活用方法がどんどん生み出されています。