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2023-02-19

Webマーケティングの種類とは?自社にあった手法の選定方法!

Webマーケティングの種類とは?自社にあった手法の選定方法!

目次

Webマーケティングとは

近年重要視されることが多くなったWebマーケティングは、その名の通りWebを中心に行うマーケティングです。WEBを中心に自社の商品やサービスの認知拡大や販売、「どのように人を呼んで」「どう売るか」を、より効果的に行うことを目的としています。

Webマーケティングは他のマーケティング手法に比べ、全て数値化できるため分かりやすい一方で、施策の成功・失敗が明確になります。

昔からあるチラシやダイレクトメールなどオフラインの施策では、顧客が「何を見て」「何を知りたくて」来店したのかなどが不明確です。しかしWebマーケティングでは、検索のワードやどの広告からWEBページにきたのかが明確に分かるため、マーケティングの方向性を絞りやすいメリットがあります。

流入経路だけではなく、購入に至るまでどのコンテンツをどれだけ見たか、どの部分に滞在した時間が長かったのかなどまで数値化されます。施策改善をしやすいだけではなく、顧客の本当に求めているものを供給するためのヒントとなります。

デジタルマーケティングとの違い

Webマーケティングと間違えやすい言葉に「デジタルマーケティング」があります。違いは扱う範囲です。どちらもweb上での施策であることから同じようなものだと思われがちで、同じ意味で使われてしまうことがありますが、明確な違いがあります。

Webマーケティングは、Webサイトを軸にマーケティングを行います。基本的には、サイト内のコンテンツや、顧客の流入、広告の打ち出しなどが当てはまります。

一方で、デジタルマーケティングはWebサイトにとどまらず、さまざまなデジタル技術やありとあらゆるデータをもとにするものです。そのためデジタルマーケティングの方が、扱う範囲も広く得られる情報の量も違ってきます。

Webマーケティングの主な種類・手法

一言でWebマーケティングと言っても複数の種類があります。サービスによってWebマーケティングの方法は違うため、自社の商品・サービスにあったものを見つけることが大切です。

しかし最初からうまくいくことは少なく、トライアンドエラーを繰り返すことも少なくありません。

Webマーケティングは、大きく3つの項目「集客」「接客(販売)」「再訪促進」に分かれます。具体的な施策としては以下のような種類があります。

1.リスティング広告

Webマーケティングのなかでも、「リスティング広告」を聞いたことがある人は多いかもしれません。

リスティング広告とは検索連動型広告のことを指します。ユーザーが一度調べたり、興味を持ったものに似た広告を表示させる方法です。ユーザーのニーズ・興味に合わせた広告なので、数字にも直結しやすいとされています。

コストはかかりますが、少額から始めることができます。また、下記で解説するSNS広告・SEO対策と並行して運用することで、一定の効果が期待できます。

2.SNS広告

近年、Webマーケティングのなかでも大きな割合を占めるのがSNS広告です。今や日常生活にSNSは欠かせない存在となり、検索から購入まですべてSNSで完結します。

LINEやTwitter、FacebookなどのSNSでの広告は、大きな数字を持ち”バズる”ことでさらに売上やアクセスに影響します。ユーザーの情報に基づいてターゲティングして出稿ができるだけではなく、ユーザー同士で拡散されることで認知度を高めるのにも向いています。

3.SEO(検索エンジン最適化)

Webマーケティングの中で欠かせず、定番でもあるSEOは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略です。検索エンジンで上位に自社サイトが掲載されるようコンテンツを最適化することで成り立ちます。

Webマーケティングにおいて、外すことができない手法です。自社サイトが何かのキーワードで検索された際、一番最初に検索結果として表示されることで、結果としてアクセス数などに影響します。アクセスを増やし、購入や資料請求などにつなげる狙いがあります。

4.アフィリエイト広告

Webサイトやブログ、SNSなどにリンクを掲載し、リンクから購入などがされた場合に掲載主に報酬が発生する広告です。閲覧されるだけではなく、資料請求や購入などのコンバージョンが起こって成立します。

Webマーケティングの中でも一般的で、現在はインフルエンサーやブロガーなどにも広がっている広告です。顧客獲得にかかる広告コストが低く抑えられる一方で、現在アフィリエイトに関する規則は年々厳しくなっており、掲載の仕方によっては注意が必要です。

5.Ad広告(アドネットワーク)

Ad広告は、1社との契約で複数メディアに同時に広告配信ができ、異なる媒体の広告効果(結果)データをもらえる手法です。同時配信のため、思わぬ層からの反応があったり狙った層では反応が薄かったりなど、媒体の比較検討ができます。

複数の媒体に広告を出す場合、通常は各媒体との契約となり、金額や仕様の差から管理の大変さがネックとなります。しかしAd広告は1社と契約するだけで複数媒体へと出稿されるので、手間が省けることでも知られています。

6.コンテンツマーケティング

商品購入をあと一歩後押ししてくれるようなコンテンツがあることで、ユーザーの消費行動につながります。口コミやレビュー、おすすめを掲載するメディア記事、動画のプロモーションなどもコンテンツマーケティングの一つです。

TiktokやYouTubeなどでのプロモーション、SNS上での動画広告などが広がり、現在は動画の時代とも言われています。そのためここ数年は、Webマーケティングのなかでもかなり重要視されています。

自社サービスはWebマーケティングに向いているのか?

Webマーケティングはマーケティングの中でも重要な役割を果たしますが、サービス・商品によっては向き不向きがあります。店頭で売上が良いものが​Web広告でもいい結果になるとは限らず、Webマーケティングの必要がないと判断されることもあります。

Webマーケティングは、効率的なマーケティング手法です。フランチャイズや、ECショップのみで購入可能などWeb上で完結するものがWebマーケティングに向いています。逆に「店舗限定」など何かに限定されてしまうと、Webマーケティングは難しくなります。

Webマーケティングには向き不向きや相性があるため、「うまくいった広告」「うまくいかなかった広告」が顕著に現れます。Webマーケティングに向いていない業種が無理やり始めてしまうと、コストがかかるばかりで何の成果も得られないといったことにもなりかねません。

Webマーケティングは自社のサービスにとって必要なのかを考えてから取り入れることが大切です。

Webマーケティングが向いている業種

Webマーケティングには向き不向きがありますが、どのような業種やサービスがWebマーケティングに向いているのでしょうか。

一般的に、フランチャイズ展開されている店舗・ECなどネット上で購入完結するものはwebマーケティングに向いているとされています。一方「●●県にしかない」などの限定的な店舗経営・サービスは、かけるコスト・工数に対して効果が最適ではない場合もあります。

Webマーケティングに向いている業種を具体的に解説します。

1.美容系・スキンケア

美容やスキンケアの業界では情報をSNSやネットから取ることが多く、Webマーケティングに向いている業種です。Web検索が当たり前になった今、買うものや気になるものなどもすべてSNS・Webで検索してから購入するのが日常的になっています。

美容・スキンケアの商材やサービスはSNSなどをはじめとするWebマーケティングとの相性が良い業種です。また、インフルエンサーなどとの施策も打ち出しやすい業種です。

2.アパレル

アパレルもWebマーケティングに向いています。SNSなどのWeb上で購入まで完結する形態の、実店舗を持っていないアパレルブランドも多くあります。

アパレルは、流行のファッションや機能のニーズの変化が早い業界です。これから来るニーズの変化を把握しきれていないと、売上に影響してしまいます。

今までは店舗での購入が当たり前でしたが、近年はスマホを通してのオンライン購入が多くを占めています。どのような層がどんなものを求めているのか、Webマーケティングで常に把握しておくことが重要です。

3.医療系

病院・歯医者・動物病院などは、現在地から近くの場所を探したり、症状や施術によって検索したりされることが多く、Webマーケティングに向いている業種です。Webマーケティングのなかで、特にSEOでは「検索されるキーワード」が重要となります。

核家族化や一人暮らし、引越しも気軽にできる現代では、「かかりつけ」がない時代ともいわれています。そのため「検索できる」ことが重要になり、Webマーケティングが向いているのです。

4.サロン

マツエク、脱毛、ネイル、まつ毛、ヘアなどのサロンもWebマーケティングが向いています。Webマーケティングの知見を持った経営者も多く、すでに集客や戦略的に行っているところも少なくありません。

数多くあるサロンのなかで、より多くの顧客をより効率よく獲得することが重要です。技術がどんなにあっても、消費者からしたらその凄さはわかりません。Webを活用し、ターゲット層へのアプローチをしていくことが必要となります。

5.ホテル・旅行

近年、Web上だけで予約などが完結するホテルや観光地なども増えてきました。各ホテル・旅行代理店などでもWebマーケティングが取り入れられています。

ホテルであれば、「何を見てここに来たのか」「ホテル選びで何を参考にしているか」などを旅行代理店であれば「どこにどんな目的で行く人が多いのか」「Aのサービス有無ではどのくらい集客が違うのか」などの情報をもとにWebマーケティングを行っています。

施設側が発信したい情報ではなく、ユーザーが訪れたいと思うきっかけの発信が求められているのです。

6.不動産販売・仲介

Webマーケティングとは縁遠く思われがちな不動産販売や仲介ですが、近年Webマーケティングが重要視されています。

不動産販売や仲介は、消費者にとっては大きなお金が動く機会なので、真剣に比較検討をします。アプリや通常の検索だけではなく、動画やメディア、SNSでのコンテンツ利用が増加したことも一因です。内見をリモートでできるかどうかや、知りたいポイントだけを絞り込んで調べられるかなど、ニーズに答えるためのマーケティングが必要とされています。

始める前に知っておきたいこと

Webマーケティングはすぐに始めることができますが、始める前に知っておきたいことがいくつかあります。

Webマーケティングをする上で、自社の強みを明確にしゴールを決めておきましょう。また、強みを生かすために主なターゲット層を設定することが必要です。このようなポイントを明確化していない状態でのWebマーケティングでは、施策効果が出にくい状態になります。

ターゲット層によって、Webマーケティングの方法やクリエイティブなども変わってきます。10代をターゲットにした場合と、40代をターゲットにした場合では方向性が違います。Webマーケティングを始める前に自社サービスや商品を精査し、「どの層にターゲティングするのか」も考えておきましょう。

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