2023
08
09

目標となる人がいたから。プログラミング学習継続の鍵は「学ぶ目的」を定めること

目標となる人がいたから。プログラミング学習継続の鍵は「学ぶ目的」を定めること

学ぼうと思っても、腰が重くなかなか始めることができないプログラミング学習。「やり始めたら意外と楽しかった」と語るのは、株式会社ゲオホールディングス フロントSE課に所属する植村さんです。

植村さんは現在、社内ソリューション導入のプロジェクトマネージャーとして、要件定義から環境構築まで一連の工程に携わっています。しかし彼はもともとゲオモバイル店舗の店長を務めており、IT関連のことには縁がないと思っていたのだそう。

業務上だけではなく、プライベートにもITの知識は活かせると話す植村さんが、どのようなモチベーションで学習に取り組んだのか、詳しくお話を伺いました。

植村 真輝(うえむら まさき)さん
株式会社ゲオホールディングス フロントSE課所属

2014年株式会社ゲオホールディングスに入社。ゲオモバイルにて店長を経験した後、フロントSE課へ異動。社内ソリューション導入のプロジェクトマネージャーなどを務めている。

この記事はこんな人にオススメ!
👌
  • これからプログラミング学習を始める
  • プログラミングを学ぶ目的が分からない
目次

IT関連のことには縁がないと思っていた

まず現在の業務内容から教えてください。

社内ソリューション導入のプロジェクトマネージャーを務めています。要件定義、基本設計、ユーザーテスト及び教育、環境構築など一通りの工程に携わっていますが、スクリプトやプログラムなどを書くことは基本的にありません。

実装は、エンジニアが担当しています。必要に応じてSQLを用いて、必要になるデータを検索したり、抽出したりすることはあります。

植村さんはもともとゲオモバイルで店長を務めていらっしゃったと伺っています。

最初は店舗スタッフとして働いていて、その後店長に昇進し、2店舗を兼任していました。3年ほど前に人事異動を命じられて、フロントSE課へ異動してきたという経緯です。

フロントSE課に配属になることは、ご自身でもまったく予想はされていらっしゃらなかった。

自分には縁がないところだと思っていました。正直、最初はとても不安でした。何をするのかさっぱりわかりませんでしたし、ちょうどフロントSE課自体も運用整備などを行っていくというフェーズでした。

一方で、ラッキーだなという気持ちもありました。それまでとは全く異なる経験ができるだろうし、IT人材が不足していると世間では言われていたので。今後のキャリアを見越すと、ありがたい異動だったなと感じました。

とはいえ、未経験で異動されたので、苦労も多かったのではないでしょうか?

フロントSE課に配属をされてから数ヶ月間は、周りの方が何を言ってるのか全然分かりませんでした。他にも店舗から異動されてきた方もいて、皆さん「意味がわからない」とおっしゃっていました。まるで外国語を話しているような感じだった……(笑)。

外国語のようだった(笑)。

でもそれが原動力になったと思います。外国人の方と話がしたかったら、その人が話す言語を学ぶ必要があると思います。だから同課の人たちが何を言っているのかを理解するためには、自分の知識を広げるしかないなと感じました。

勉強していくうちに、少しずつですが、話している内容が理解できたり、自分の意見が言えたりするようになっていくことが、とても嬉しかったのを覚えています。

目標となる人に近づくため。独学でLPICやCCNAの資格も取得

具体的にはどのように学習をされていったのでしょうか?

社内研修もあったのですが、基本的には独学です。ProgateのSQLコースをよく活用させてもらっていました。

あとLinux技術者認定試験「LPIC」やネットワーク関連機器の世界最大手と言われるシスコシステムズ社が実施する資格試験「CCNA」の取得のための勉強もしました。必死でやったおかげで、無事合格できましたし、基礎的な知識も身についたように思います。

資格も取得されたんですね。非常にモチベーション高く学習をされていたんだなと思いました。

目標となる人がいたことが大きかったかなと思います。同課には私よりも遥かに知識もスキルもある先輩方がたくさんいます。そんな先輩方となるべく近い目線で業務のことを考えたり、話したりできればいいなと考えました。

もし周りにそのような目標となる人がいない場合も、「プログラミングを学んで、どうしたいのか、どうなりたいのか」という学ぶ目的がしっかりと定まっていれば、学習は継続しやすいんじゃないかなと思います。「とりあえずプログラミングを学ぼう」みたいな感じだと挫折してしまう可能性が高くなるのかもしれません。

今も継続して学習はされているんですか?

そうですね。同課にアルバイトとして働いている方がいて、スクリプトを書いています。私は書けないので、本当にすごいなと尊敬しています。その方みたいに自分もスクリプトを書けたら色々便利かもなと思って、勉強を続けています。「目標となる人」の一人です。

つづけて申し上げると、ソリューションやソリューション周りのことについても必死に勉強しています。いくら勉強してもしきれないほど、幅が広いし、奥が深い分野なので。

やり始めたら意外と楽しい。プログラミングは学んでおいて損はない。

フロントSE課の原田さんとの仕事風景

ソリューションやソリューション周りのことへの知識も求められるんですね。

私の役割は、ソリューション導入を推進する側とソリューションを使う現場側との橋渡しをすることです。

例えば、現場側ではIT関連の情報に明るくない方もいらっしゃいます。そのため、ソリューションを導入する背景や使い方など、その人にもわかるように言葉を置き換えて説明しなければいけません。

またソリューションによっては、様々な立場の人が関わることもあります。多方面から寄せられてくる意見をまとめて、なるべくみんなが納得できるような折衷案を考える必要もあります。

だからこそ、ソリューションやITへの深い知識が求められると考えています。もちろんまだまだ知識が足りていない部分もあり、上司や社内のエンジニアの方に助けていただくことも多々あります。

ソリューションを導入することで多くの人の働き方が変わる可能性もありますよね。

そこがひとつの大きなやりがいですね。計画を立て、検証を行い、実際に導入されるまでに、最長1年ぐらいかかったこともありました。でも業務が楽になった、効率的になったといった声を聞けて、とても良かったなと感じています。

いまはRPAというソリューションに興味があります。自分たちでコマンドを打って、業務の一部を自動化できるようになれば、より生産性も上がるのではないかと考えています。ひいては、それがお客様のためにも繋がるのではないかとも思っています。

あとソリューションやIT関連のことを学んだことで、少なからずプライベートにも良い影響があったかなと感じています。

プライベートでもですか。

WiFiルーターの設置がすぐにぱっとできたり、パソコンや携帯を買うときにもどれがいいかすぐに選べたり。助けられていることは大いにありますね。そういう意味でソリューションやITに関連することは学んでおいて損はないなと思っています。

確かに学んでおけば活かせる場面はたくさんありそうですね。

とはいえ、学習しようと思っても、腰が重くてなかなか始められないのがITの世界だと思います。いつか学べればいいなと先送りにしてしまっている人も多いのではないかなと思います。私もそうでした。

私は異動がきっかけでしたが、理由はなんでもいいと思います。何か作りたいものがあるとか、何か解決したいものがあるとか。あるいは目標となる人に近づくためでも良いと思います。

やり始めると意外と楽しくて、続けられると思います。勉強してよかったなと感じる瞬間は必ず来ますので、ぜひ今からでも始めてみていただければと思います。

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